

月の明るい晩に、
わたしたちはヘヴンアイズと出会った。
どんな悲しみ苦しみのなかにも
天国をみいだす目を持っている少女。
デイヴィッド・アーモンドは英国の小説家。デビュー作『肩胛骨は翼のなごり』は同年に刊行された『ハリー・ポッター』の第一作を抑えてカーネギー賞とウィットブレッド賞を受賞し、『スケリグ』のタイトルで日本でも演劇が上演されました。
『ヘヴンアイズ』(金原瑞人訳、河出書房新社刊)は国際アンデルセン賞を受賞。
作者自らが戯曲化した本作を、数々の翻訳劇を手がける荒井遼の演出でこの度日本初演致します。
翻訳は『NOT TALKING』(マイク・バートレット作/ゴーチ・ブラザーズ)で荒井とタッグを組んだ髙田曜子。
出演は、モーニング娘。を卒業し、女優として活躍する石田亜佑美が舞台初主演。主人公のエリンを演じます。
『王様戦隊キングオージャー』で注目され、ミュージカル『燃ゆる暗闇にて』では主演を務めた渡辺碧斗が活発な少年ジャニュアリー。
『先生の背中』(PARCO)が記憶に新しく、『勝手に唾が出てくる甘さ』(KAAT×城山羊の会)に出演予定の湯川ひながヘヴンアイズ役。
劇団かもめんたるの劇団員としても活躍し『でっかい部屋』にも出演予定の野口詩央が物語のキーとなる少年マウス。
映画『クレマチスの窓辺』などの話題作に出演し日本テレビ『ZIP!』にレポーターとして出演する里内伽奈が孤児院の管理人モーリーン。
現在『消えていくなら朝』(新国立劇場)に出演中の大谷亮介がヘヴンアイズと暮らしている謎の老人グランパを演じます。
冷たく暗く怖い闇の中に秘密と優しさが潜む。夢と現実が交差する廃墟の倉庫で、子どもたちは人生の切なさ、美しさを知っていきます。
“元倉庫”のすみだパークシアター倉で、この空間ならではの『ヘヴンアイズ』をお届けします。ご期待ください。
Cast
石田亜佑美
渡辺碧斗
湯川ひな
野口詩央
里内伽奈
岡島洸心
大谷亮介
Comment
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石田亜佑美
自由を求めて冒険に出る!というと、なんとなく王道でイメージされる形があると思います。ですがここは、もっと深く、微温く、暗い、グレーがかったような、そんな不思議な心地がする世界に感じています。そういった深さをどう表現するかは難しそう、ですが、演じてみたら世界が色濃く見えるかもしれない……!という楽しみもあります。ぜひ劇場で、一緒に冒険しましょう。
渡辺碧斗
『ヘヴンアイズ』読んだ後にとてもあたたかい気持ちになりました。
全編を通して描かれる不思議で幻想的な世界観の中で、誰しもが一度は感じたことがあるであろう寂しさを持った、それでも前を向こうとし続ける登場人物たちの勇気と優しさに背中を押してもらえる物語だと思います。この物語の世界に飛び込めることが今からとても楽しみです。劇場でお待ちしております。
湯川ひな
まず「ヘヴンアイズ=天国を見いだす目」、なんて素敵な名前なの!と心を掴まれました。
荒井さんとは、舞台『BLINK』で挑戦しきれなかった数々の思いがあり、もう一度ご一緒したいと願っていました。また、幼い子供や神秘的な存在の役というのもずっとやってみたかったので、今回、私の色んな願いが一気に叶います!共演者の皆様とたくさん試行錯誤して、目に見えるものだけではない『ヘヴンアイズ』の世界を思いっきり楽しみたいです。
野口詩央
初めての翻訳劇、初めて出会う物語、初めての方々と創るお芝居。ワクワクとドキドキでいっぱいです。この作品も、天国を見いだす目や子どもたちの冒険譚と、ワクワクとドキドキでいっぱい。いっぱいに溢れてます!童心に帰って、幼少期の五感を全て掘り起こして、皆さまとかけがえのない空間を共にしていけたらなと思います。淡い夢幻のような世界で巻き起こる奇跡を、ぜひ劇場でご体感ください!
里内伽奈
戯曲を読んで、なんて儚くも美しい世界なんだろうと思いました。戯曲だけでは想像つかない『ヘヴンアイズ』の世界が舞台上でどのように広がっていくのか楽しみでもあり、ドキドキもしております。6年前、荒井遼さんとご一緒した舞台では高校生役。今回は子供たちを見守る立場として参加します。魅力的な共演者の皆様と一緒に作り上げられる事とても楽しみにしております。
大谷亮介
荒井遼さんから、不思議な戯曲が送られて来ました。
原作の小説を読んだ時は、何がなんやら全く分からなかったのに、戯曲を読んで、ああ、これは夢想の世界なのだ、ワクワクするお芝居になるぞ、楽しんで頑張ろうと思いました!お楽しみに……。
演出:荒井遼
デイヴィッド・アーモンドさんの禍々しくも美しい世界を演劇で表現してみたい。すみだパークシアター倉の客席は、元々ベニサン・ピットにあったもので、どことなくベニサンの気配があるこの劇場は元倉庫。時間が止まったまま息をしている。ここでこの世とあの世の波打ち際のような芝居をやれるのが密かに嬉しいです。ぜひ劇場に足をお運びください。
Staff
作:デイヴィッド・アーモンド
翻訳:髙田曜子
演出:荒井遼
美術:池宮城直美
照明:稲田桂
音響:藤田赤目
衣裳:藤崎コウイチ
ヘアメイク:河村陽子
舞台監督:八木智
制作:長浜あかね 吉越萌子 三村楽 小見山千里
制作協力:MAパブリッシング
宣伝美術:デザイン太陽と雲 渋木耀太(DINARYworks)
参考:『ヘヴンアイズ』
著:デイヴィッド・アーモンド/訳:金原瑞人(河出書房新社刊)
助成:芸術文化振興基金助成事業
アーツカウンシル東京[東京芸術文化鑑賞サポート助成]
主催:一般社団法人幻都
Ticket/Schedule/Access
※開場は開演の30分前
※未就学児入場不可
※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払戻しは致しません


料金(税込)
全席指定:¥8,800
U-22 : ¥3,500
※U-22は、当日、要身分証明書提示。一般発売より受付開始。
◇観劇支援チケット
本公演では、チケット1枚の料金で2名がご来場可能 な観劇支援チケットを販売致します。
普段、演劇に触れる事のない方をお誘い頂きご来場頂けたら本望です。
観劇支援チケット
・チケット1枚の料金で2名がご来場可能。連番座席をご用意いたします。
・枚数限定、抽選。
・事前に銀行振込にて精算。チケットは当日受付にてお引き取り頂きます。
・全公演が対象ではありません。
・下記の抽選申込フォームより、お申込下さい。
受付期間:2025年7月23日(水)12:00~7月27日(日) 18:00
結果発表:2025年7月28日(月)10:00
◇プレリザーブ先行:7月23日(水)12:00~7月28日(月)23:59
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/heaveneyes/
◇一般発売:8 月 2日(土)10:00〜
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/heaveneyes/〈Pコード:536-031〉
▶︎鑑賞サポート
9月16日(火)14時,19時公演
・バリアフリー字幕のタブレット貸出し / 受付・アフタートークでの手話通訳対応
全公演
・ロビー、受付では筆談ボードあり。
・車いすスペース (付添者は1名まで無料)
・聞こえにくい方のための台本貸出(紙、タブレット)
鑑賞サポートご利用の方はチケットご購入のうえ、下記メールアドレスにご連絡ください。(ご鑑賞日の前々日まで、先着順)
本事業の鑑賞サポートは、誰もが芸術文化に触れることができる社会の実現に向けて、「東京文化戦略2030」の取組「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」 の一環としてアーツカウンシル東京が助成しています。
本事業は、障害の有無や、言語・文化の違いを超えて、誰もが楽しめる東京を目指すキャンペーン「オールウェルカム TOKYO」に協力しています。
チケットお問い合わせ Mitt 03-6265-3201(平日12:00〜17:00)
劇場:すみだパークシアター倉

東京都墨田区横川1-1-10 (入口は大横川親水公園側)
JR総武線 錦糸町駅(北口)より徒歩15分
都営浅草線・京成線 押上駅(A2出口)より徒歩14分
半蔵門線・東武線 押上駅 (B2出口)より徒歩15分

