

月の明るい晩に、
わたしたちはヘヴンアイズと出会った。
どんな悲しみ苦しみのなかにも
天国をみいだす目を持っている少女。
デイヴィッド・アーモンドは英国の小説家。『肩胛骨は翼のなごり』は発表されるやいなや、優れた児童文学に贈られるカーネギー賞とウィットブレッド賞を受賞。同年に刊行された『ハリー・ポッター』の第一作を抑えての受賞となった。『スケリグ』のタイトルで、日本でも演劇が上演された。
2001年刊行の小説『ヘヴンアイズ』(金原瑞人訳、河出書房新社刊)は、国際アンデルセン賞を受賞。作者自ら戯曲化した本作を、数々の翻訳劇を手がける荒井遼の演出でこの度日本初演。翻訳は『NOT TALKING』(マイク・バートレット作/ゴーチ・ブラザーズ)で荒井とタッグを組んだ髙田曜子。
出演は、モーニング娘。を卒業し、先日までReading Musical『FELICIDAD 幸せ』に出演し、女優として活躍する石田亜佑美が卒業後、舞台初主演。
現在『先生の背中』(PARCO)に出演中。11月には『勝手に唾が出てくる甘さ』(KAAT×城山羊の会)に出演予定の湯川ひな。
数々の舞台で印象を残し、現在は『消えていくなら朝』(新国立劇場)に出演中の大谷亮介。
冷たく暗く怖い闇の中に秘密と優しさが潜む。
死者と生者が密かに交流し夢と現実が交差する幻想的な世界の中で、子どもたちが人生の切なさ美しさを知っていきます。
Cast
石田亜佑美
湯川ひな
大谷亮介
ほか
coming soon...
石田亜佑美
自由を求めて冒険に出る!というと、なんとなく王道でイメージされる形があると思います。ですがここは、もっと深く、微温く、暗い、グレーがかったような、そんな不思議な心地がする世界に感じています。そういった深さをどう表現するかは難しそう、ですが、演じてみたら世界が色濃く見えるかもしれい……!という楽しみもあります。ぜひ劇場で、一緒に冒険しましょう。
湯川ひな
まず「ヘヴンアイズ=天国を見いだす目」、なんて素敵な名前なの!と心を掴まれました。
荒井さんとは、舞台『BLINK』で挑戦しきれなかった数々の思いがあり、もう一度ご一緒したいと願っていました。また、幼い子供や神秘的な存在の役というのもずっとやってみたかったので、今回、私の色んな願いが一気に叶います!共演者の皆様とたくさん試行錯誤して、目に見えるものだけではない『ヘヴンアイズ』の世界を思いっきり楽しみたいです。
大谷亮介
荒井遼さんから、不思議な戯曲が送られて来ました。
原作の小説を読んだ時は、何がなんやら全く分からなかったのに、戯曲を読んで、ああ、これは夢想の世界なのだ、ワクワクするお芝居になるぞ、楽しんで頑張ろうと思いました!お楽しみに……。
石田亜佑美
1997年1月7日生まれ。宮城県仙台市出身。2011年9月、モーニング娘。10期メンバー オーディションに合格し加入。2024年12月のコンサートツアーをもってグループ及びハロー!プロジェクトを卒業。主な出演作Reading Drama「BLINK」(2025/04/05-06 @東京・新国立劇場 小劇場)
Reading Musical『FELICIDAD 幸せ』(2025/07/01-06 @シアター・アルファ東京)
湯川ひな
2001年生まれ。14年TVCM『ミサワホーム』でデビュー。16年公開『そうして私たちはプールに金魚を、』で主演を務め、第33回サンダンス映画祭短編部門正式招待、日本作品初のグランプリを受賞した。近年の活動に、舞台『先生の背中』、『リタの教育』『オレアナ』、『さいごの1つ前』、『スカパン』、『BLINK』、ピンク・リバティ『とりわけ眺めの悪い部屋』。映画『#ミトヤマネ』、WOWOWオリジナルドラマ『FM999 999WOMEN'S SONGS』など。ショートドラマ『あの卓が気になる』が配信中。
大谷亮介
1954年生まれ。兵庫県出身。1986年役者集団東京壱組を結成し、解散後も様々なプロデュース公演に出演や演出でも参加。1991年第26回紀伊國屋演劇賞個人賞受賞。2020年第28回読売演劇大賞優秀男優賞受賞。最近の代表作に『イヌの仇討』(17年、20年、22年)、『All My Sons』 (20年)、『セールスマンの死』(18年、21年)、『海をゆく者』(09年、14年、23年)等がある。
作:デイヴィッド・アーモンド/David Almond
1951年生まれ。イギリスの小説家。カーネギー賞、国際アンデルセン賞受賞。日本で刊行された書籍に『肩胛骨は翼のなごり』(Skellig 1998)『闇の底のシルキー』(Kit's Wildness 1999)『秘密の心臓』(Secret Heart 2002)『ヘヴンアイズ』(Heaven Eyes 2001)『星を数えて』(Counting Stars 2002)『火を喰う者たち』(The Fire-Eaters 2003)『クレイ』(Clay 2005)『パパはバードマン』(My Dad's a Birdman 2007)『ミナの物語』(My Name is Mina 2010)『ポケットのなかの天使』(The Tale of Angelino Brown 2017)など。
翻訳:髙田曜子/Yoko Takada
東京都生まれ。翻訳作品に『The River』『Mojo』(ジェズ・バターワース作)、『Wild』(マイク・バートレット作)、『Birdland』『彼方からのうた』『RAGE』(サイモン・スティーヴンス作)、『LUNGS』『モンスター』(ダンカン・マクミラン作)、『THE PRICE』『アメリカの時計』(アーサー・ミラー作)など。第15回小田島雄志翻訳戯曲賞受賞。翻訳家と同時に、時田曜子として、ジョナサン・マンビィ、フィリップ・ブリーン、サイモン・ゴドウィン、ショーン・ホームズ、リンゼイ・ポズナーといった演出家の通訳も務める。
演出:荒井遼/Ryo Arai
日本大学芸術学部卒業。最近の演出作品に『更地』(25/太田省吾作)『NOT TALKING』(24/マイク・バートレット作)『ポート・オーソリティ-港湾局-』(24/コナー・マクファーソン作)『エダニク』(23/横山拓也作)『テンダーシング-ロミオとジュリエットより-』(21,23/シェイクスピア原作 ベン・パワー脚色)『これだけはわかってる』(23/アンドリュー・ボヴェル作)『リーディングドラマ ロミオとジュリエット』(23)『人の気も知らないで』(22/横山拓也作)『BLINK』(22/フィル・ポーター作)『ダブリンキャロル』(21/コナー・マクファーソン作)など。また、舞台美術家の仕事に迫ったインタビュードキュメント『舞台美術千思万考』(堀尾幸男・石原敬 編)を演出。YouTubeにて公開中。
Staff
作:デイヴィッド・アーモンド
翻訳:髙田曜子
演出:荒井遼
Coming Soon...
Ticket/Schedule/Access
※開場は開演の30分前
※未就学児入場不可
※公演中止の場合を除き、チケットの変更・払戻しは致しません


料金(税込)
全席指定:¥8,800
U-22 : ¥3,500
※U-22は、当日、要身分証明書提示。一般発売より受付開始。
◇一般発売:8 月 2日(土)10:00〜
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/heaveneyes/〈Pコード:536-031〉
チケットお問い合わせ Mitt 03-6265-3201(平日12:00〜17:00)
劇場:すみだパークシアター倉

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